最近、外出用PCとして MacBook Air を持ち歩くことが増えたのだが、その Touch ID の快適さに感銘を受けている。スリープ解除がワンタッチで行え、圧倒的に速い。
一方で、自宅のデスクトップPC (Windows 11) では、サインインするたびにいちいちPINコードを入力していた。非常に面倒くさい。ということで、こちらにも Windows Hello で指紋認証ができる環境を導入することにした。
ラップトップPCなら、顔認証対応カメラや指紋認証リーダーが内蔵されているモデルも多いが、デスクトップPCの場合、当然そんなものは付いていないので、別途外付けする必要がある。
買ったもの
計5,000円ほどで揃えることができた。
サンワサプライ 指紋認証リーダー 400-FPRD1
USBポートに挿して接続する指紋認証リーダー。この手の製品は3,000円から1万円越えのものまでピンキリだが、サンワサプライのこちらの製品は通常価格が4,980円、クーポンとポイントアップがあり実質4,000円ほどで買えた。名の通ったメーカーであるという安心感と高いコスパが両立しているのがありがたい。
MCO USB延長ケーブル 卓上タイプ USB-EXT3015
指紋認証リーダーは手の届きやすいキーボードの隣あたりにあるのが理想・・・ そんなピンポイントな需要を見事に狙い撃ちしてきたこちらの製品を合わせて購入。Amazon で1,200円ほどで買えた。他メーカーからもいくつか類似製品が出ているが、これが一番デザインが良かった。
設置
デスク上のキーボード右斜め奥あたりに設置。PCに接続するとすぐに Windows Update 経由でドライバの更新プログラムが降ってきて、それをインストールすることで使えるようになった。
使い心地
認証速度は申し分なく、このように一瞬でサインインが完了するので満足だ。精度については天下の Touch ID には流石に及ばず、指を置く位置が悪いとたまに認証失敗することもあるが、スマホのように頻繁に使う訳でもないので、タッチし直すストレスはあまり感じていない。
また、個人的には起動時のサインインよりもパスキー認証が便利になったと感じている。ログイン方法としてパスキーを採用するウェブサービスは年々増えており、アカウントのセキュリティ設定によってはログイン時にパスキー認証を強制されることがある (例:ニンテンドーアカウントの2段階認証)。そんな時に今までは、画面に表示されたQRコードを iPhone のカメラで読み取り、iPhone に保存されているパスキーを使って認証 (Face ID) を行っていたが、この面倒な作業が必要なくなり、指紋認証リーダーを使って一発で通過できるようになった。
この買い物が本当に必要だったかと言われればそうでもないかもしれないが、ガジェット好きの男子はこういうものにロマンを感じてしまう生き物なのである。今後もデスク上の周辺機器は少しずつ増えていくだろう。